ツイッターで昨日、中判で動き物を撮る話題が流れてきたので少し便乗して
下記のツイートをしました。
ハッセルブラッドH5D-40でスーパーフォーミュラ撮影してみた話します?(2枚目は100%拡大) pic.twitter.com/I73uHtpPf5
— Mak Mizuno (@railwayer) June 24, 2020
おかげさまで少し伸びまして、結構ないいねをいただきました。ありがとうございます。
今日はその時のことを少しふり返ってみたいと思います。
ハッセルブラッド・ジャパン社が出来た2013年、弊社もそのカメラを取り扱うことになりました。
ちょうどその年の7月にスーパーフォーミュラの新車:ダラーラSF14が
シェイクダウンを富士スピードウェイで行う情報を得て、
自前のカメラと一緒に、ハッセルブラッドH5Dで撮ってみようと思い立ちました。
当時の担当I氏にお願いしてH5D-40とHC300mm、そしてテレコンを借りて現地入り。
テレコンをつけたままだとAFが効かなかったので、使わず結局HC300mmのみを使用しました。
自分が担当しているFLM製カーボン一脚にFLMボールヘッドを載せ、それに取り付けています。
いくら645判比1.3倍の44×33センサーとはいえ、さすがにサーキット端から走っているフォーミュラカーを
それなりの迫力が出せるほど大きくは撮れませんでした。
1.5kmにおよぶロングストレートを持つ富士スピードウェイにおいて、おそらく最も速度が遅いであろう
ダンロップシケインであっても、まだ不慣れだった自分ではなかなか追いきれず…
その中でなんとか納められたのがこちらの写真。
ホンダエンジン車を担当した伊沢拓也選手のSF14です。
この日はホンダ車がトラブルのためか、午前で走行を終えてしまったので
実は結構貴重なカットだったりします。
100%拡大してみると、この距離でもなんとかカーボン地の表面を捉えられているのが分かります。
さすがHCレンズ。
一方のトヨタエンジン車は中嶋一貴がドライブしていましたが、
こちらもシェイクダウンだけあってか、何度かトラブルで止まっているようでした。
そのうち1回が目の前で起こり、その様子を連写し続けたのでした。
この距離で見るとさすがに構図も余りがちですが
等倍で見ると、一貴選手がクルーに何か説明している様子が見えます。
いやー中判に不慣れすぎて手ブレが惜しいです…
中判をまともに持ち出すのが初めてだったので、バッテリーも1本しか持っておらず、
この直後にバッテリーの限界を迎え、残りは35mm判のキヤノンEOS 7DとEF100-400mm F4.5-5.6L IS USMで撮りまくったのでした。
その時の写真は、こちらのページで公開しています。
今はある程度慣れてきて、会社にH6DもIQ4も配備されているので、
また持ち出して動きモノを撮ってみたいですねぇ…